エンジニアとして業務に従事している上で、その責任がどこにあるかを考えることは大切だ。
企業の勤めているか、フリーランスをしているかによってその責任の所在が異なるので、注意した方が良いだろう。
企業に勤めている場合、仕事でミスをした際に責任を取るのは企業全体になる。
確かにプロジェクトのメンバーとしてミスをした場合は、自分の責任として改善を行う必要が生じる。
しかし、製品として完成した際に社会に打ち出してからミスが見つかったような場合やクライアントからの求めに応じて対応を行った場合は、対外的には会社全体の責任として捉えられる。
そのため、大きなミスがあったとしても個人が大きな責任を負わされることは極めて稀だ。
しかし、フリーランスの場合、自分で全ての責任を負わなければならない。
業務によって何か問題が発生した場合には、全ての責任が自分に降り掛かってくる。
ただし、マイナス面だけ見てしまうとフリーランスになることをためらいがちだが、プラス面を見れば良いこともある。
責任が自分にあるため、成功を遂げた場合にも自分の個人の成果として認めてもらえる。
充実したキャリアを作り上げていき、人にはっきりと示せるようにしたいと考えたら、勤め人であるよりも独立した方が良いだろう。
このような責任の所在の違いがメリットもデメリットも生み出しているため、大きなギャップがあることは認識した上で働き方を考えなければならない。